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​ハナフキヨセ

アフター利用ができる日本の習慣にならった、環境にやさしいフラワーギフト

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”花びらが風で舞い上がり、ひとところに集まる”
そんな季節の瞬間をひと籠に込めて、お作りしています。

使用している籠は少し和を感じるテイストですが、
中のお花は和洋折衷に季節に合わせた内容でお作りするので、
きちんと感はそのままにいろんなシーンにお使いいただけます。

”籠の網目から見えるお花の影、
籠を開ける高揚感
開けた後の感動” 
人生の記念日に贈るワクワクとドキドキをお届けします。

そして、アレンジメントに使用している籠とふきんは
お花が終わった後にアフターが可能です。

・籠は小物入れなどの収納に。

・ふきんは奈良県にて永年、蚊帳生地の生産をされている
「株式会社 白雪」様の「白雪ふきん」を使用しています。
50年以上のロングセラーである「白雪ふきん」は、
土に還りやすい素材「レーヨン・綿・麻」から作られており、
新しいうちはおしぼりや食器拭きに、少しくたびれてきたら台拭きに
最後は雑巾にと用途を変えて最後までとことんお使いいただけます。
< shirayuki-fukin.com >

また、日本には「お移り」という習慣があります。
盆や重箱を用いて贈り物をいただいたとき、その器にちょっとした
お返しを入れてお渡しする。
もともと贈答は、神様にお供えした食べ物を全員でまわして食べあった習慣が起源。
「お移り」には半紙などがよく用いられますが、これは「紙」が「神」に通じる
からという説からきているそうです。
現代では、日常的な贈答に対してお菓子や品を「お移り」として渡すようになりました。
お移りには「これからもまた良いことがありますように。」
「お付き合いが続きますように。」といった願いが込められています。

これにならい、ハナフキヨセでは重箱を籠へ、半紙をふきんにし、
使い捨てではない環境にもやさしく
幸せの輪がつながっていくことを願ってお作りしています。

  


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◎あとがき

ハナフキヨセができたきっかけは、子供の頃に父から教わったことでした。
子供の頃に母を亡くしてから友達の家に遊びにいくと、

帰りに調理師をされている友人のお父さんがお重にてんぷらを詰め合わせて
「ご家族で食べてね。」と持たせてくれました。
家に帰り、父に伝え、家族でおいしくいただき
お重を洗ってお返しするときに、父が「中に半紙をいれなさい。」といいます。
中学1年生だった私は、なんの意味があるのかも分からず

父の言われるままに半紙を折り入れて、
友達にお返ししました。その時に、受け取られたお母様がニコッと笑顔で、

「お父さんに宜しくお伝えください。」とおっしゃられました。

それから私が社会人になり、勤め先の休憩時間に
職場の方が手作りケーキをみんなにふるまってくださいました。
その時私は、会議に行っていたのですが席に戻ると

私の分もタッパーに入れて残して下さってました。
休憩室でおいしいケーキを満喫し、入っていたタッパーを

どうしたらいいものか?と思い、一旦持ち帰ることにしました。
家でタッパーを洗っていると、子供の頃にてんぷらをいただいた時のことを

思い出しました。
みんなのために手作りしてくださった感謝の気持ちができればと思い、

ささやかながら小さなチョコレートと半紙を中に入れて翌日にお返ししました。
すると、受け取られた後に、その方がとてもびっくりしたお顔をされました。
この時も??と思いながらも半紙を入れることの意味など特に調べることは

ありませんでしたが、どちらの経験もとても印象に残っていました。

日頃お花の仕事をするなかで、ギフトの際の
ラッピングや保水のための資材などがその後ゴミになってしまうことに

違和感を感じていました。
自然素材の”花”の贈りものだからこそ、最後は土に還るものであれれば・・・。
そんな気持ちから、完全にゴミ0にすることは難しいかもしれませんが

今できることからアレンジメントを考えたいと思いました。

そして、その時に、思い出したのが、冒頭の
”お返しの半紙”の経験でした。
調べてみると「お移り」という相手を大切に思う
心のこもった、とても素敵な日本の習慣であることが分かりました。

そんな日本の習慣にならいつつ、環境にやさしいもので、

そして送り主様・お届け先様のお気持ちに寄り添ったお花たちで”

花を贈る”という” 非日常” をお届けするため、

試行錯誤ののち「ハナフキヨセ」に至りました。

まだまだ改善点はありますが、お客様からご意見を頂戴しながら

より良いものにできるよう努めて参ります。

最後に、子供であった私に素敵な習慣を
伝えてくれた今は亡き父に。
「お父さんありがとう。授けてくれたたくさんの知恵を、

今度は私はお花に託していきます。

本当にありがとう。」

 

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